
2023年10月21日に水戸市民会館で行われた山崎まさよしさんのライブ。
このライブの内容が物議を醸しています。
2時間半というライブのほとんどを、山崎まさよしさんがトークを繰り広げ、肝心の歌を歌わなかったようです。
ライブに訪れた客は想定外の内容に怒って途中退場されてしまう方もいたようで、会場内は異様な雰囲気に包まれていました。
山崎まさよしさんにいったい何があったのでしょうか。
本記事では、水戸で行われたライブについて時系列のまとめと山崎まさよしさんが歌わなかった理由をまとめていきたいと思います。
山崎まさよしの水戸ライブの概要
今回、物議を醸した山崎まさよしさんのライブの概要を紹介します。
1997年の山崎まさよしさんの弾き語りライブツアー『YAMAZAKI MASAYOSHI ONE KNIGHT STAND TOUR ’97』に端を発し、今回で10回目。
節目となるツアーとなっています。
最新のツアー日程も
となっており、12月まで全国10ヶ所以上を回るツアーとなっています。
山崎まさよしの水戸ライブが炎上!時系列まとめ
10月21日に水戸市民会館で行われたライブで今回の出来事が起きました。
参加者のSNSや各種記事を参考に時系列に整理します。
ライブ開始|山崎まさよし登場
ライブが始まり、山崎まさよしさんが登場。
出てくるなり、MCから始めたいことを提案し、トークを始めました。
開幕ぬるっと出てきて、「今日はMCから始めたい」
山崎まさよしの激ヤバの水戸ライブを冷静に振り返る|考える犬くん@音楽の話をしよう (note.com)
冒頭から、
- コロナ明けだし、今日は歌うよりもファンとの会話を楽しみたい
- 今日はあまり歌いたくない
- 喋る回にしたい
という内容の話をされていたようです。
冒頭のトークの内容
前半は、1曲歌うごとに15分程度のMCがあったそうです。
そのMCの主な内容がこちら。
- 逝去された歌手(谷村新司さん)の話や谷村さんの歌の冒頭を歌う
- 尾崎紀世彦さんの容姿イジリ
- 過去にカメムシを食べた話
- ジャニーズ事務所の騒動に関する話
どれもオチや中身のない話だったそうです。
3曲目の後のMC|「歌うの疲れる」「歌聞きに来た人はCD買って」
開演から45分が経った17時45分ごろ。
この時点で3曲しか歌っていなかったようです。
この3曲目の歌の後のMCで、山崎まさよしさんは次のように話していたそうです。
- 52歳だから歌を1曲歌うの疲れる、しんどい
- 今日はこういう回にしたい
- 歌を聞きに来たという人はCD買って
- 茨城の人はそのくらいの器量があると信じてる
この発言から、山崎まさよしさんは本当に歌う気がなかったように感じられますね。
”歌えない”というよりも”歌わない”という意図が読み取れます。
前半のその他のMCの内容がヤバい!
上で紹介していないMCの内容についても、なかなかのヤバさを感じます。
舞台袖でマネージャーが曲を促していたようですが、あまり意に介さない様子で、マネージャーさんの体型をイジる始末だったそうです。
「舞台袖でマネージャーが『巻きで!』って焦ってるわ」
山崎まさよしの激ヤバの水戸ライブを冷静に振り返る|考える犬くん@音楽の話をしよう (note.com)
さらに、最近お風呂に入らないことが多い、とか、嫁との折り合いが悪いなどといった発言もあったそうです。
観客からしたら、正直どうでもいい話だったかもしれませんね。
業を煮やした観客からは「歌えー!」というヤジも飛んだようです。
それに対し、山崎さんは「そうかー」。
極めつけは、
「気に入らないならチケット代返金しますよ」
という発言も。
おそらく山崎さんにとって初めてとなるMC中心のライブで、急遽このような回にしたことで、観客からの不満も薄々感じていたのかもしれませんね。
途中休憩後、後半へ
開演1時間半が経った頃、途中休憩があったようです。
再開後、少しして以降のような騒動があったようです。
観客からの声①:歌わないなら帰る!
前列にいた観客が「歌わないなら帰る!」と言い出し、実際に席を立って帰ろうとしたようです。
「歌を歌って。そうでなければお金を返して!」と泣きながら訴えたようです。
これには山崎まさよしさんも少し慌てた様子で、いったん座るよう促しました。
その方は着席されたそうですが、その後ファンの方の発言や行動がエスカレートしていったそうです。
観客からの声②:10分以上喋りたおす
中央付近にいたファンが挙手して発言を求め、山崎まさよしさんもそれに応じました。
そのファンの方は、「自分は2曲しか知らない」としながらも10分程度話をされていたそうです。
内容は、今回の山崎さんのライブ内容を尊重し、「喋りたいなら喋ればよい、あなたの歌は素晴らしい」という感じだったということです。
山崎さん自身もそのファンの方にマイクを渡したりするなど、話を聞き続けたそうです。
観客からの声③:帰る!払い戻しして!
途中で席を立ち、帰る客が続々と出ていたそうです。
帰り際に「払い戻しして!」という声も上がっていたようです。
これに山崎さんは、「ごめんね。確かにそうだね。お金は返すよ」といった趣旨の発言をされていたそうです。
約2時間経過。一旦楽屋へ。
「コイン」を歌ったのち、山崎まさよしさんは一旦楽屋へ戻ります。
5分程度でステージに戻ってきたそうですが、この時点で2時間程度が経過していたそうです。
ステージに戻り、最後の1曲を歌って終了
楽屋から戻り、結果的にこのライブのラストとなる曲「僕はここにいる」を歌い、ライブは終了したそうです。
ファンが途中で出ていく光景を見て、山崎さんは
「俺は30年くらいライブやってきたけど、こんな風にファンが出ていったのは初めてだよ」
とも話しており、多少なりともショックもあったのかもしれません。
水戸ライブでのセトリ
10月21日に行われた水戸市民会館でのライブのセトリ(セットリスト)は次の8曲だったようです。
山崎まさよしが歌わなかった理由は?
今回、水戸でのライブで山崎まさよしさんが歌よりもMC中心の回とした理由はなぜだったのでしょうか。
現在のところ、山崎まさよしさんサイドからの説明はありません。
そこで、ネット上で噂されている理由を整理してみました。
考えられる理由① 加齢&もともとMC中心ライブをしたかった
最初に考えられる理由は「加齢&もともとMC中心のライブをやりたかった」です。
ライブの冒頭でも話していた通り、加齢により歌うことへの体力消耗が激しくなったことが要因にあるのかもしれませんね。
実際、2021年のインタビューでは、当時50歳を迎える山崎まさよしさんが
「ツアーで2時間強、立って歌うのは体力的にとてもしんどい」
とおっしゃっていました。
正直、最近は、ツアーで2時間強、立って歌うと体力的にはとてもしんどい(笑)。そんなわけで、今までとは違う、自分に合ったやり方を探しているところです。
LEON
また、2020年に出演したラジオ番組でも
「僕はけっこうお客さんと一緒になんかやるのが好きなんで」
と語っており、今回の「ファンとの会話を楽しみたい」という想いは前々から持っていたのかもしれませんね。
考えられる理由② 運営側に不満があった
2つ目の理由として運営側に不満があったのでは、というもの。
観客が怒って水戸市民会館のスタッフにクレームを言ったり、返金対応をすることなど、ある程度運営側に影響が出ることが想定されますが、これを見越していたのでは、という推測です。
山崎まさよしさんと運営側との不和が要因となって今回の予定していなかったMC中心ライブを決行したのでは、という背景のようです。
考えられる理由③ 病気
3つ目の理由が病気説です。
メンタル的なものなのかどうかは不明ですが、認知症や鬱などといった憶測も飛んでいます。
ただ、2週間前に行われた神奈川県座間市でのツアー初日は、問題なく行われていたようです。
参加したファンからも最高だったという声も上がっていたほど。
急激に病状が悪化することもあり得るかもしれませんが、そうだとしたらツアーの中止や延期なども選択肢にあるはず。
今回、そういった対応を取っていなかったことから、病気説の可能性は低いかもしれませんね。
ツアー初日・座間市でのライブも似た内容だった!
今回騒動となった茨城県水戸市でのライブはツアー2日目。
ツアー初日は、10月9日に座間市で行われました。
じつは、この座間市でのツアー初日のライブでも水戸市でのライブと似たような状況にあったようです。
参加したファンからは、『1曲歌うとトークという珍しいスタイル』という報告がSNS上に上がっており、まさに水戸でのライブと同様の状況だったようです。
ただ、この時は山崎まさよしさんと観客との掛け合いもスムーズだったようで、終始アットホームな雰囲気で進んでいったようです。
観客も大爆笑だったというくらいなので、MCも盛り上がっていたようですね。
となると、山崎まさよしさんが水戸のライブをMC中心とした理由は、理由①「加齢&もともとMC中心ライブをしたかった」に近いのかもしれませんね。
おそらく今後のツアーでもMC中心のライブになる可能性が高そうです。
歌を聞きに来たファンには物足りないのかもしれませんが、徐々に受け入れられて双方が納得のいくライブになるといいですね。