訃報

KANの死因は?メッケル憩室がんの発症は2022年秋!闘病期間は?

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名曲「愛は勝つ」で知られているKANさん。

2023年11月12日午後6時29分に逝去されたことが、11月17日に報じられました。

61歳でした。

KANさんは2023年3月に「メッケル憩室がん」であることを公表し、闘病されていました。

本記事では、KANさんの死因や、メッケル憩室がんとは何か、KANさんはいつ発症したのか、闘病期間などについてまとめていきたいと思います。

KANが逝去|死因は?

2023年11月12日午後6時29分、歌手のKANさんが死去されました。

61歳でした。

KANさんは2023年3月18日、「メッケル憩室がん」と診断されたことを公表。

闘病の末、5月には退院していました。

その後も治療を続け、10月には留学経験のあるフランス・パリを訪れるほど回復していたそうです。

しかし、容体が急変し、11月12日に死去されました。

死因については発表されていません。

「メッケル憩室がん」に起因する病気の可能性が高いのかもしれませんね。

KANが患ったメッケル憩室がんとは?

KANさんが患った「メッケル憩室がん」とはどのような癌なのでしょうか。

まず、「メッケル憩室(けいしつ)」とは、小腸にできる先天性の憩室です。

メッケル憩室の長さは5~6cm程度が多く、人口の2~3%の人が持っているそうです。

回腸末端から口側100cm以内にできることが多く、長さは5~6cmが多いとされています。

2~3%の人が持っていますので、この記事を読む皆さんの中にも、数人はメッケル憩室を持っている人がいるはずです。

グッド・ドクターのメッケル憩室|けいゆう先生の医療ドラマ解説【2】 | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)

さらに、このメッケル憩室に症状が発生し、腹痛や出血、腸閉塞、メッケル憩室炎などを発症する割合は約20%と言われています。

その多くは無症状だが、約20%の人に症状が発生し、腹痛や出血を引き起こす。また、出血以外に、腸閉塞、メッケル憩室炎、穿孔といった形で発症することがある。これらの場合は、嘔吐や腹痛、発熱などの症状が現れる。

「愛は勝つ」KANさんの命奪った「メッケル憩室がん」とは 日本では数十例しか症例ない非常に珍しいがん― スポニチ Sponichi Annex 芸能

つまり、1万人に40~60人*の方がメッケル憩室で何らかの病気を発症する可能性があるそうです。

1万人×2~3%(メッケル憩室を持つ人)×約20%(メッケル憩室に症状が出る割合)=40~60人

治療は基本的に手術となるそうです。

今回、KANさんはこのメッケル憩室に癌を発症したことになります。

メッケル憩室に癌を発症する可能性は1%程度ということで、1万人に2~3人とという極稀な癌だったそうです。

メッケル憩室自体の発生率が人口の2%前後との報告があるなど希少で、そこにがんができる割合は、そのうちのさらに1%前後とされる。日本国内での報告例は数十例程度とみられる。

死去のKANさんが闘病していた「メッケル憩室がん」 国内報告例は数十程度の希少がん - 産経ニュース (sankei.com)

KANがメッケル憩室がんを発症したのは2022年秋

KANさんは2023年3月18日、「メッケル憩室がん」であることを公表しました。

KANオフィシャルウェブサイト

この発表によると、2022年秋に数週間にも及ぶ腹痛を発症

病院で組織摘出手術などを行い、病理検査を行った結果、「メッケル憩室がん」と診断されたそうです。

つまり、2022年秋には「メッケル憩室がん」を発症していた可能性が高いと考えられます。

メッケル憩室がんの闘病期間は?

メッケル憩室がんと診断されたのち、4月頃に入院し治療を行っていたそうです。

5月18日のツイッターで、6週間に及び入院の末、退院したことを報告されています。

6週間を長いとみるか、短いとみるかは人それぞれですが、KANさんご本人は闘病期間の辛さを公には見せず、自身の変化を楽しむ余裕さえも見せていました。

KANさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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